(株)アイテック・(有)アイクリエイトは、AI支援企業として新たに出発するにあたり、 トム佐藤 氏(株式会社MyAuberge CEO)から技術指導を受けています。 MSX BASICの開発者マニュアルから、Windows 1.03、シリコンバレーでの起業、エッジAI、 サイバーセキュリティ、そしてAIエージェント統制の国際標準づくりまで── 約40年にわたり「技術が世界標準になっていく過程」を当事者として通り抜けてきた実務家です。
当社がトム佐藤氏に注目しているのは、肩書きではありません。 ハードウェアに近いレイヤーから、標準化の政治、事業化の資金調達、 そして現在のAIエージェント統制までを一本の線でつないで語れる人が、 日本語圏にほとんどいないという一点です。
製造業のAI化は「どのツールを入れるか」で終わる話ではありません。 最終的には、データの持ち方・権限の持ち方の設計になります。 いま何に投資すべきで、何を待つべきか──その判断を誤らないために、 世界の標準化の現場で何が起きているかを知る人の知見が要ります。
トム佐藤氏は、AIエージェントを企業や社会で安全に運用するためのオープンな技術仕様群 SOOS(Sovereign Object Operating System)の草案を作成し、 IETF(インターネット技術の国際標準化団体)へ提案しています。 当社の Ai事業(SooS) および 製造業のAI化提案 は、 この方向性を踏まえて組み立てています。
トム佐藤 氏
株式会社MyAuberge CEO / SOOS 主要プロトコル設計者
トム佐藤
TOM SATO
株式会社MyAuberge(MyAuberge K.K.)CEO
SOOS 主要プロトコル設計者
Activity Travel Protocol(ATP)立案者
『マイクロソフト戦記
― 世界標準の作られ方』
(新潮新書 298)
以下はトム佐藤氏ご本人による経歴資料(2026年6月版)に基づき、当社が再構成したものです。
| 原点 1980年代 |
技術キャリアはハードウェアレベルから始まる。学生時代に Z80 および 8086 アセンブリ言語でプログラムを記述。MSX BASIC の開発者マニュアル (800ページ)を執筆した。MSX BASIC は1980年代初頭の日本における 家庭用コンピュータの標準を定義した Microsoft/ASCII 規格であり、 ビル・ゲイツ自身が深く関与した Microsoft 最後の BASIC 実装のひとつ。 その後、次世代BASICの仕様書を執筆したが実装には至らず── この経験が、キャリアをプラットフォームアーキテクチャへ向かわせる転機となった。 |
|---|---|
| 学歴 | ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)天文学・物理学 学士(優等)。 それ以前は英国 Haberdashers' Aske's School に在籍。 |
| マイクロソフト日本法人 1980年代後半〜1990年代 |
Windows プロダクトマネージャーとして入社し、
バージョン 1.03 から 3.0──NTカーネル移行以前の
Windows プラットフォーム形成期──を担当。
ソフトウェア開発キット(SDK)、OEMキット、デバイスドライバキットの整備に携わり、
Windows の開発者・ハードウェアエコシステムの基盤構築に貢献した。 この時期の記録が、のちの著書『マイクロソフト戦記 ― 世界標準の作られ方』 (新潮新書)に結実している。 |
| シリコンバレーでの起業 1990年代後半〜2000年代 |
シリコンバレーでEコマーススタートアップ(インターネットショップ
「バーゲンアメリカ」)を創業し、4ラウンドのベンチャーキャピタル
資金調達を主導。この経験は、日本人ファウンダーCEOが執筆した
シリコンバレー起業家精神についての最初期の日本語記録のひとつとして、
製品開発からVC資金調達に至るスタートアッププロセスを詳細に記した書籍となった。 技術的背景をビジネスの現実に根ざしたものへ深化させた時期であり、 顧客の課題理解、国際市場向け設計、多国籍チームの構築を実践している。 |
| AI Dynamics Inc. 取締役/2010年代 |
シアトルを拠点とする先駆的AI企業 AI Dynamics Inc.(2015年設立)の
取締役を務める。同社は製造業およびインダストリー4.0
ソリューションを専門とし、制約のあるエッジハードウェア上での
AutoML および小型モデル推論のリーダー的存在だった。
当時は実用困難とされていた NVIDIA Jetson Nano や Arduino マイコン上での
YOLO クラスのコンピュータビジョンモデル稼働を実現している。 またAIコンテナ化の初期研究にも取り組み、モデルとその ランタイム依存関係をポータブルな展開可能ユニットとしてパッケージングする コンセプトを追求した──NVIDIA が2024年に NIM(NVIDIA Inference Microservices)として商業化したコンセプトの先駆けである。 |
| VeriClouds COO・取締役/2010年代 |
シアトルを拠点とするサイバーセキュリティ企業 VeriClouds にて 最高執行責任者(COO)および取締役を務める。 この役職を通じて、エンタープライズセキュリティアーキテクチャ、 脅威モデリング、大規模システム防御の実務を深く習得した。 |
| OpenID Foundation SSF ワーキンググループ/5年間 |
OpenID Foundation の Shared Signals Framework(SSF) ワーキンググループに5年間にわたって貢献。同グループは、 信頼ドメイン間でセキュリティイベントを共有する方法を定義する CAEP(Continuous Access Evaluation Profile)および SSF仕様の責任機関である。 |
| MyAuberge K.K. 設立 Activity Travel Protocol 立案 |
長野県茅野市にブティックホテル兼オーガニックファーム (Ponyhouse SaladGarden)として MyAuberge K.K. を設立。 AIネイティブな旅行予約には存在しないガバナンスインフラが必要であると認識し、 旅行業界のエージェンティックAIのためのオープンプロトコル Activity Travel Protocol(ATP)を立案した。 同施設は、ATPが管轄するホスピタリティ分野のエージェンティックAI リファレンス実装として機能している。 |
| SOOS 12本のIETFドラフト |
ATPのために開発されたガバナンスカーネルは、独立した標準化に値する汎用性を
持つことが明らかとなり、SOOS(Sovereign Object
Operating System)プロトコルスイートとして結実。
2026年にIETF Datatrackerへ提出された12本のIETF
インターネットドラフトは、ウィーンで開催される
IETF 126(2026年7月18〜24日)を目標として作成された。 トム佐藤氏は12本すべての単独著者である: HEM/CAP/CAP-RRS/IDP/AEP/MAD/GAR/PT/KIA/SOV/MJWT/FAIP。 リファレンス実装仕様である KernelSpec v3 は 353KB、5,219行、 47セクションに及ぶ。 なおSOOSプロジェクトは人間とAIの協働であり、プロトコルアーキテクチャ、 標準化戦略、ギャップ分析、設計上の意思決定はトム佐藤氏の成果、 ドラフティング・反復・テキスト制作はAIとの緊密なパートナーシップのもとに 行われた、とご本人は説明しています。 |
| 著書 |
『マイクロソフト戦記 ― 世界標準の作られ方』(新潮新書) 『だからアメリカで起業した―インターネットショップ「バーゲンアメリカ」奮戦記』 |
生成AIが話題になる何年も前から、トム佐藤氏はAIを製造現場で動かす会社の取締役であり、 セキュリティ企業のCOOでした。いま語られている論点の多くを、実装側で先に通過しています。
AI Dynamics Inc.(2015年設立・シアトル)の取締役として、製造業・ インダストリー4.0向けのAIに関与。クラウドではなく 制約のあるエッジ機器の上で推論を動かすことに取り組み、 当時は難しいとされたNVIDIA Jetson NanoやArduino上での 画像認識モデル稼働を実現しています。
工場で使えるAIとは何か、という問いに、机上ではなく実装で答えてきた経歴です。
モデルとその実行環境をひとまとめにして持ち運べるようにする AIコンテナ化の初期研究に取り組んでいました。 これはNVIDIAが2024年にNIM(NVIDIA Inference Microservices)として 商業化したのと同じ発想です。
「どこで動かすか」を自社で選べる形にしておくという考え方は、 当社がローカルAI・ローカルLLMをご提案する理由とも重なります。
サイバーセキュリティ企業VeriCloudsのCOO・取締役として、 エンタープライズセキュリティアーキテクチャと脅威モデリングを担当。 さらにOpenID FoundationのSSFワーキンググループに5年間貢献し、 誰に何を許すかを継続的に評価する仕組み(CAEP)の 標準づくりに関わってきました。
AIに何を入力させ、何を触らせないか──AI利用リスク管理の話は、 この延長線上にあります。
技術を語るだけでなく、標準化の現場、起業、そして現在のデジタル基盤づくりまでを 実際に経験している ── 当社が技術指導をお願いしているのは、この三点によります。
学生時代にMSX BASICの開発者マニュアル(800ページ)を執筆。MSX BASICは 1980年代初頭の日本の家庭用コンピュータ標準を定義したMicrosoft/ASCII規格でした。 その後マイクロソフト日本法人でWindows 1.03〜3.0のプロダクトマネージャーを務め、 SDK・OEMキット・デバイスドライバキットの整備を通じて、 技術が市場標準になっていく過程を内側から経験しています。
シリコンバレーでEコマーススタートアップ「バーゲンアメリカ」を創業し、 4ラウンドのVC資金調達を主導。 その全過程を記録した書籍は、日本人ファウンダーCEOによる シリコンバレー起業の最初期の日本語記録のひとつです。 大企業での標準化経験だけでなく、顧客の課題理解、国際市場向け設計、 多国籍チームの構築を自ら実践した起業家としての視点を持ちます。
MyAuberge K.K. CEO、Activity Travel Protocol Founding Maintainer、 OpenID Foundation SSF関連活動。そして 2026年にIETF Datatrackerへ提出したSOOSの12本のドラフトは、 すべてトム佐藤氏の単独著者によるものです。 AIエージェント時代のプロトコル、認証・ID、相互運用性の領域に、 過去形ではなく現在進行形で関与しています。
技術基盤を世界標準として育てる仕事と、いま目の前の製造現場でAIを動かす仕事は、 必要な能力がまったく異なります。当社は後者を本業としています。
株式会社MyAuberge CEO / SOOS 主要プロトコル設計者
SOOSの仕様づくりおよびMyAuberge K.K.の事業運営に、当社は関与していません。
化粧品・健康食品工場向け 生産管理/IoT/ローカルAI
ご契約・ご依頼をお受けするのは、この範囲です。
出典・公開情報:
トム佐藤氏ご本人によるプロフィール資料(MyAuberge K.K./2026年6月)/
新潮新書『マイクロソフト戦記 ― 世界標準の作られ方』著者情報/
『だからアメリカで起業した―インターネットショップ「バーゲンアメリカ」奮戦記』/
BCN+Rインタビュー/LinkedIn(linkedin.com/in/tomsato)/
IETF Datatracker(datatracker.ietf.org/sato-soos)/
soosproject.ai・activitytravel.pro。
写真および著書書影は、ご本人提供のプロフィール資料より掲載しています。
本ページの記載は、これらの資料および当社が把握している情報に基づいています。
世界の標準化の場で何が起きているかを知る人が近くにいることは、 いまの投資判断を誤らせないための保険になります。 そのうえで当社がお受けするのは、製造業のシステム開発とAI導入支援です。 標準がどう決まっても無駄にならない進め方から、まずはご相談ください。